庚申塚

鳩森八幡神社の境内の南側の沿道にある庚申塚は、享保8年(1724年)に建てられた。正面に青面金剛像が3匹の猿(見ざる、聞かざる、言わざる)とともに刻まれているが、280年近くの歳月が過ぎ、大分摩滅の姿を示している。中国より伝来した道教に由来する庚申信仰に基づいて建てられた石塔である。なお、こちらの庚申塚は”足の神様”であり、祀られる猿田彦神の御神徳が得られるように草鞋を奉納して、足腰が丈夫で病が快癒されるよう祈願されている。地元では「わらじの庚申」と呼ばれている。

駒型 青面金剛像、邪鬼、三猿 享保8年(1723)4月造立

【参考文献】

1)ほのぼのぶろぐ